【評価A】人狼ゲーム、グノーシアの魅力をレビュー。宇宙の彼方でボーイ・ミーツ・ガール!

「グノーシア」は、人狼ゲームとSFが融合したアドベンチャーゲームです。舞台は宇宙船。乗員たちで繰り広げられる人狼ゲームによって、誰かが今日も眠りにつく−−最後には人間が残るのか、それともエイリアンに支配されるのか。

何度もループを繰り返すうちに見えてくる、彼ら彼女達の背負う秘密と真実とは?このループを終わらせることが出来るのか。今回は、グノーシアの魅力について前半はネタバレなし詳しく紹介します。

グノーシアは平均点89.8、【評価A】

以下は、個人の感想となりますのでご了承ください。購入にあたって何かしらの参考になれば幸いです。ペコリ。

目次

グノーシア・概要

画像出展:任天堂公式サイト
タイトルグノーシア           
ジャンルADV ・人狼系シュミレーション
メーカープチデボット
価格機種及び形式による DL2,750円(税込)~
プラットフォームswitch,steam,PS5/4他

ゲームの世界観について

SF世界を舞台に、いわゆる人狼系ゲームを1人で何度でも遊ぶことができます。
宇宙船の乗員の1人となり、議論と投票を通じて、生き残りつつ勝利を目指して下さい。
1プレイは15分程度。人数や主人公の役割などを自由に選んで遊ぶことができます。人狼系のゲームを知らない方でも、段階的にルールを理解できますので、ご安心を!

プレイ中に発生するイベントを追い、14人の登場人物達を深く知っていくことで、物語は進んでいきます。
このループする宇宙の謎を、ぜひ解き明かして下さい。それでは皆様、良い旅を!
メーカー公式サイトより


PS5・switch等幅広く展開されていますが、リラックスしながらプレイ出来るswitchがおすすめ。ノベルゲームとswitchって相性最高、親和性高いですよね。

グノーシア・PV

動画出展:プチデボット公式チャンネル

終末観の漂う音楽も素晴らしいので、是非、音楽も聴いてみてくださいー!

グノーシアの魅力

画像出展:任天堂公式サイト

1.初心者でもわかりやすい人狼ゲームと、ユニークなキャラクター

プレイヤーは宇宙船の乗員。宇宙船に紛れ込んだグノーシアと呼ばれるエイリアンの支配から逃れるため、「誰がグノーシアなのか」を投票する会議が乗員たちの間で毎日繰り広げられます。

多数決で「グノーシア」であると決められた人物は、コールドスリープを余儀なくされるのがルール。投票の結果、人間が残るのか、それともグノーシアに支配されるのか。人数の過半数を上回った側が勝利するというシステムです。

人狼ゲームが初めてという方にもわかりやすく解説してくれるのでその点はご安心を。実は私も人狼ゲームは初めてだったのですが、すぐに馴染むことが出来ました。

1回のプレイごとに役職が変わるので、自分がグノーシアになることもあり、その際はいつもと違った緊張感が味わえます。

乗員とグノーシア以外にも、ドクターや留守番など様々な役割があり、その役職を全員に明かすかどうかといった駆け引きも重要です。頭脳戦なので失敗することもあり…それもまた一興かと。

画像出展:任天堂公式サイト
画像出展:任天堂公式サイト

また、イベントサーチシステムがあり、イベントも取りこぼしのないよう工夫されています。キャラクターは一癖も二癖もある人物ばかり。ループを繰り返し、彼らや彼女達の真実を解き明かしながらゲームが進むので、繰り返しのプレイも飽きずにプレイ出来ます。

2.成長要素があり、システムが充実していて周回プレイしやすい


本作は真相に辿り着くまでは周回プレイが必須なのですが、一回のゲームは長くても10~15分くらいで終わります。基本的には会話を基に進めていくスタイルで、長時間プレイする時間が取れない社会人ゲーマーには助かる!隙間時間にもゲームが楽しめるのは有難い◎

画像出展:任天堂公式サイト

プレイで得た経験値を、上記ステータスに割り振ることでプレイヤーの能力が上がります。その値により、コマンドが増え、徐々に出来ることが増えていくのも楽しいです。

気になるところ

  • 育成要素があるので、苦手な人は作業のように感じてしまうかも
  • 読むだけのノベルゲームではないので、参加型のゲームが好きかどうか

プレイヤーは得た経験値で成長していくのですが、その為には何度もプレイしなければいけないので、作業のように感じる人も中にはいると思います。また、一般的なノベルゲーム=選択肢を時々選ぶといった、読むだけのゲームとはこのゲームは違いますプレイヤー参加型のゲームなので、その点はご注意を。

【平均・89.8 評価A】レーダーチャート

ストーリーの独自性、周回プレイへの配慮、成長要素などからゲーム性は高得点。どこか物悲しさ、切なさを感じさせる世界観とマッチした音楽も素晴らしい◎

【総評】どんな人におすすめ?・おすすめしない?

おすすめな方

  • SFやミステリーが好き
  • 人狼ゲームに触れてみたい、自分も積極的にゲームに参加したい
  • 成長要素のあるゲームが好き
  • 個性的なキャラクターのゲームが楽しみたい

おすすめしない方

  • 繰り返し行うゲームが苦手
  • 育成要素のあるゲームは作業的に感じる
  • 読むだけのノベルゲームを探している


総評として、「グノーシア」は独特なゲーム性、ユニークなキャラクターを取り巻くストーリーも魅力的で、プレイに必要なシステムも整っているので、多くの人がプレイしやすいゲームだと思います。プレイヤー参加型のゲームなので緊迫感も半端なく、ノベルゲームと侮る事なかれ!オススメです。

グノーシアの感想(※ネタバレあり)


画像出展:任天堂公式サイト

ネタバレあり。旅立つ準備は整った。宇宙の彼方で、ボーイミーツガール!


SF、ミステリー、ループ物、ということで私の好物が三拍子揃ったタイトルだったこともあり、気が付いたら100ループ。あっという間に時間が過ぎていました。このゲームを購入したのがコロナ禍だったので、宇宙船の閉塞感と、現実がリンクしているような不思議な感覚でプレイしていました。

クリアして思ったのは、なんといってもキャラが立っている。勿論、キャラゲーだけではなくゲーム性も高く魅力に溢れたゲームな訳ですが、グノーシアがインディーで数千円で販売されたということに驚きました。久しぶりにゲームを手にしたこともあって、その完成度の高さに素直に感動しました。ゲームから離れていた間に、ここまで進化したのか、と。

まずはゲームについて。

同じカテゴリーに属する「人狼系ゲーム」ということで、本作グノーシアレイジングループは比較される事が多いと思いますが、大枠の設定(ベースが人狼ゲーム・ループして真実を解き明かす)は通ずるものの、ゲームとしては別物だと私は思っています。


グノーシアプレイヤー参加・介入型で、自身で推理をしコマンドを選びながら真相に近づきます。選択によってコールドスリープ=死に至るので、プレイヤーも緊張感が味わえるゲームです。


一方でレイジングループは、オードソックスなノベルゲームで、選択肢を選択することによってエンディングが増えていくマルチエンディングであり、あくまでもプレイヤーは傍観者で、基本的に推理はしません。そこが大きく違うポイントだと考えています。どちらのゲームも素晴らしいので好みということでしょうね。


グノーシアで面白いと思った点は、ステータスを上げることで実行出来るコマンドが増えること。グノーシアだと疑われても、「哀しむ」を選択すればだいたい切り抜けられるようになってからも「かわいげ」をせっせと上げ続けました。

そして、ループを重ねるごとに、真実に近づいていくシナリオも秀逸でした。


各キャラクターについて。


セツ…かっこよ可愛い
しげみち…手のかかる子ほど可愛い
ジョナス…馬鹿な子ほど可愛い

おかしい、キャラのことも書こうと思ったのですがみんな愛着があって「〇〇可愛い」で終了してしまいそう。レビューとしてそれはどうかと思うのでもう少し書きます。

しげみちに「人間だ!」と言わせたいが為に、「人間と言え」コマンドを実行していました。多分プレイした人が同じツッコミをしたと思います。実際、とても人間らしかったけど。

キャラ同士の掛け合いも面白かったですね〜。レムナンの秘密は重たかったですね。皆濃いエピソードで引き込まれました。人は正体がわからないものに対して恐怖を覚えると言いますが、ククルシカがアップになる度に心臓がドキっとしていました。夕里子さまやラキヲの癖つよな感じ、結構好きです。

このゲームは性別(あるいは汎)によってイベントの内容が違うようなので、それも気になります。恋愛要素もあり実に奥が深いゲームでした。

あ、そうそう、グノーシアが好きな人は、きっと彼方のアストラ(アニメやコミック)も好きなんじゃないかな。というのも私がそうだからです。ご興味があればそちらもこっそりオススメです。


宇宙の彼方で誰かと誰かが出会う、ボーイミーツガール、いやボーイでもガールでもない話でもあるのだけど、そういったゲームが好きな方に是非ともグノーシアをプレイしていただきたい。


グノーシアのサントラを聴きながらここまで書きました。サントラもかなりいいです。特に夜の探索のBGM、ピアノから始まり、シンセの入り方がドラマティックで痺れる。今度は性別を変えてもう一周しようかな。

そう、旅立つ準備は整った。


		
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次