【ショート感想】泡沫のユークロニア/ネタバレなし

【ショート感想】泡沫のユークロニア/ネタバレなし

ゲーム概要

空に浮かぶ箱庭、それは偽りの理想郷――
舞台は空に浮かぶ箱庭。理想郷と名高き、栄えた都。
――空中都市 凍玻璃（いてはり）。
名家に生まれ、不自由なく育った
外の世界に憧れを抱く主人公 雛菊（ひなぎく）。18歳になった主人公はある日、
記憶を失った青年 矢代（やしろ）との出会いをきっかけに理想郷の貌（かお）に隠された真実を巡る事件に巻き込まれていく―― 　メーカー公式サイトより

【ショート感想】泡沫のユークロニア/ネタバレなし

2人攻略した時点での個人の感想です。以下、物語の核に触れるようなネタバレはありませんが、先入観なくプレイしたいという方は気を付けてください。

泡沫のユークロニアはピオフィオーレの晩鐘と同じチームの新作ということで、予約購入して楽しみにしていました。RiRi先生のイラストは相変わらず美しい…！立ち絵も綺麗です。動きに合わせて、キャラの髪や衣装もなびくのですが、そのモーションが繊細で目線もすっと動くんです。呼吸をしているみたいで、ちょっと感動。

わー、これは面白そう！！声優さんの演技も素敵ー！と興奮しながらプレイしました。システムも一通り揃っているので、ストレスなくプレイできます◎

うーん、正直に言います。肝心のストーリーの方は普通です。共通ルートは短く、すぐに個別ルートに入るので、まとまった時間がとりにくい社会人ゲーマーからするとこの展開は有難い。

これまで攻略した2キャラのストーリーは、それまで試行錯誤してきた割に、あっけなく解決しました。ちょっと肩透かしといいますか……ピオフィが面白かったので期待値が高すぎたのかもしれません。

それと、主人公は悪い子ではなく、むしろいい子なのですが、立場や身分と言動が合ってない。18歳という若い設定なので、様々な出来事を通じ成長していくお話なのかなと思ったのですが、そういった訳でもなく、終始感情のままといった印象。

これで当主を名乗るにはあまりに幼い。…だし！…だから！といった、ゲームの世界観とマッチしていない言葉遣いは気になりました。

これは個人的な好みの話ですが、ゲームの設定で、序盤から主人公に対して好感度MAXキャラは一人程度にして、それこそ攻略させて欲しいなとも思ったり。逆ハーやお姫様扱いされるよりも、友達や塩対応キャラが心を開いていく過程の方が萌えるからでしょうね。

ちなみにピオフィオーレの晩鐘のレビューをするなら、【A+】をつけます。二作プレイ済みですが、シナリオが練られていて、キャラも魅力的、金太郎飴ではない展開、バッドエンドも含め素晴らしかったです。ピオフィはそのうちレビューを書く予定です。

仮に今の段階で、本作に★をつけるなら三つ、レビューすると【C】くらいでしょうか。このブログではあくまでもシナリオ重視でストーリーの良いゲームを探しているので、キャラ、音楽、スチルの美しさを踏まえた上で、現段階ではそんな感じです。

色々書きましたが、新作を出してくれることに対し乙女ゲー愛好者として感謝していますし、予約購入するくらい楽しみにも、そして応援もしています。

真相ルートをプレイしたら評価は変わるかもしれないのですが、プレイ序盤の感想としては以上です。
なお、何かしら印象が変わるようであれば編集か追記する予定です。

2024年、4月購入・プレイ中ゲームについて

今プレイしているのは、マブラヴ、泡沫のユークロニア、シュタゲの三本です。23日に百英雄伝が届く予定なのでそちらも楽しみです！